構造等についての少々専門的な解説


まず鉄筋コンクリート(RC)造の一般的な工法(現場打ち工法)をご説明いたします。

Step 1 
基礎のために地面を掘ります。中丸町物件では事前調査に基づき支持地盤まで掘り下げます。(地盤支持ベタ基礎)
Step 2 
基礎をつくります。
赤線は鉄筋ですが、模式的に省略しています。実際には壁・床ともに2重に縦横に、もっと大量の鉄筋が入っています。ここでは、基礎から上に突き出した鉄筋にご注目ください。上下階を結合するものです。
Step 3 
1階部分の鉄筋配筋と型枠をつくります。
Step 4 
コンクリートを打ちます。ここでも上階との結合のために鉄筋が突き出ています。
Step 5 
最上階の鉄筋配筋と型枠をつくります。
Step 6
 (Finish!)
コンクリートを打ちます。

ここでは2階建ですがStep 3、4を繰り返して階数を増やします。

このように、各階単位では壁(柱・梁)と天井(上階の床板)が同時に1体として形成されます。ちょうど底のない箱を積み重ねるのと同じような感覚です。(ただし、コンクリートの箱は上で述べたように鉄筋でガッチリと結合されています=剛接合

次に、構造体についてご説明いたします。
圧縮力=縦からの力 だけならば、石積みでも良いわけですから、「水平力=横からの力=地震や台風による強い力」 によって、「面構造」・「ラーメン構造」・「ブレース構造」の3つに大別されます。このうち「ブレース構造」は”ブレース=筋交い”ですので、主に木造在来軸組工法や鉄骨造で見られる剛構造です(ただし、柱・梁・筋交いはボルト等によるピン接合)。

ここでは、上でご説明した「現場打ち工法 鉄筋コンクリート(RC)造」の主流である「面構造」と「ラーメン構造」を比較します。
ラーメン構造 (上図の左側)
ラーメンとはドイツ語で「枠」のことです。
枠=柱、梁 の接合部を剛接合として、接合部が変形、破壊しないことを前提とした構造で、水平力に対する変形が大きい柔構造です。柱・梁の間に一部構造体としての壁(耐力壁)を造ることがあります(ブレース的)が、窓(開口)を比較的大きく取れます。
面構造 (上図の右側)
壁面で水平力に対抗するため、ブレース構造同様に変形しにくい剛構造で、今回の 壁式鉄筋コンクリート造 は壁・床板を含み構造体すべてが剛接合となっている代表格です。2x4(ツーバイフォー)も面構造ですが、ボルト・釘等によるピン接合です。

上図はセミオーダー中丸町C棟2階の構造図を元に作成いたしました。左は同じフロアをラーメン構造で作った場合の仮想モデルです(ただし正式な構造計算はしておりません)。 こちらは拡大図です。

壁式鉄筋コンクリート造のデメリットとしては以下があります。
1)階数が制限される(主に中低層建物=おおよそ4階以下)
2)構造体である壁は変更できない(間取り変更等に影響する)
3)開口部(窓等)が制限される
4)建物形状が制限される

セミオーダー中丸町に関しては3階建であり、かつ建築面積・寸法等から構造体としての壁を外壁だけ(一部小梁があります)にすることができました。 開口も窓の高さを取るようにいたしました。(2階ベランダの掃出し窓は内枠内寸で 2000mm)
柱・梁に影響されない間取り変更の柔軟性を持った内部空間と、高い躯体強度。
壁式構造のデメリットを回避してメリットを活かしたゆとりの空間をお届けいたします。
1階の構造図 もごらんください。

セールスポイントは 中身 です。


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