株式会社 小原建設

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モルタルが浮いている場合

外装を覆う仕上げモルタルが、建物躯体コンクリートから浮いている場合を指します。
モルタル笠木・壁・梁の各部分も同様です。
この場合には、仕上げモルタルに穴を空けて、ステンレスピン固定用のエポキシ樹脂(接着・硬化剤)を注入し、ステンレスピンを打ち込み固定する方法を用います。

SUSアンカーピンニング併用エポキシ樹脂注入工法

改修行程(例)

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その1 調査・マーキング

打診棒を用い、モルタル塗り部を調査。打診音に拠って浮いているモルタル部を確認・マーキングの上穿孔位置を決定

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その2 穿孔

低騒音・低振動ドリルを使用し、コンクリートに穿孔を行う。径は6.4mm、深さは躯体コンクリートに30mm以上とする。

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その3 孔内清掃

圧搾空気等で孔内の切粉を除去する。

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その4 エポキシ樹脂注入

穴廻りを養生し、アンカーピン固定用エポキシ樹脂を手動式注入器を用い、静かに漏れが無い事を確認しながら注入する。

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その5 ステンレス全ネジピン挿入

Φ6mm L=40mmのステンレス全ネジピンをエポキシ樹脂充填部分に挿入する。

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その6 表面樹脂モルタル埋め

表層部分は樹脂モルタルにて、穴埋めを行う。

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その7 ケレン・清掃

サウンドペーパー・スクレーパー・電動サンダー等を使用し、段差を調整し、仕上塗装の下地を作り、塵・埃等の清掃を行う。

改修方法

SUSアンカーピンニング併用エポキシ樹脂注入工法

施工方法

施工方法を図で見ると以下のような形になります。
 断面図では樹脂モルタルとアンカーピンの状況が確認できます。
 また、アンカー(穿孔)位置を見ることが出来ます。

例:[断面図]

注1) 下地モルタルが浮いている場合に対応する工法です。
注2)モルタル笠木の浮きの場合も同様使用です。

解説

上記の図は改修状況の凡例です。
 ステンレスピンが建物躯体コンクリートまで打込まれ、エポキシ樹脂も充填され、仕上げモルタルが建物躯体と接着されます。

例:アンカー位置状況(例)[平面図]

はアンカーピン打ち込位置を示す

解説

上記の図はアンカー(穿孔)位置を表したものです。
 基準は16箇所/m2としてステンレスピンを打ち込みますが、状況によっては25箇所/m2や9箇所/m2を用いる場合もあります。

使用材料

全ネジピン(ステンレス製)Φ6 L=40mm
エポキシ樹脂

※表層仕上は塗装等で行います。