骨折の時の応急手当

(1)骨折の部位を確認する

・どこが痛いか聞く。
・痛がっているところを確認する。
・出血がないか見る。


(ポイント)
・確認する場合は痛がっているところを動かしてはならない。
骨折の症状
激しい痛みや腫れがあり、動かすことができない。
変形が認められ る。 骨が飛び出している。

・骨折の疑いがある場合は、骨折しているものとして手当をする。

(2)骨折しているところを固定する


・協力者がいれば、骨折しているところを支えてもらう。
・傷病者が支えることができれば、自ら支えてもらう。
  ・副子をあてる。
  ・骨折部を三角巾などで固定する。

↑腕の固定

↑雑誌を利用した固定

↑三角巾などで腕をつる

↑足の固定

↑段ボールを利用した下肢の固定

(3)患部を心臓より高く保持し、アイシングを行う

 Icingを行う時間の目安は、皮膚の感覚がなくなるまで20分〜30分です。感覚がなくなった所でIcingをいったん止め、 痛みがもどってきたら、再度冷します。この時間はおよそ60分です。
 氷冷に使う氷は、氷嚢やビニール袋に入れ用います。圧迫には弾性包帯を使用するのが効果的です。
 ICEを行なった上、医療機関に転送します。ICEを早く行なうことによって、患部の腫脹が防止され、後の治療がやりやすくなります。 ICEを行なうために、競技現場へは、一般の救急セットとともに、バケツや氷などを常備するようにしましょう。

 スポーツ外傷でもっとも多いのは、捻挫、打撲、骨折です。これらの外傷は、スポーツ外傷の70%以上を占めます。 スポーツ現場でこれらの外傷が起った場合、まず行うべき処置にICEがあります。
 ICEは、I:Icing(氷冷)、C:Compression(圧迫)、E:Elevation(挙上)、の頭文字をとった言葉です。氷冷により、 局所の皮膚温が低下し、神経の伝達速度が低下することによって、痛みを感じなくなり、鎮痛効果があります。 また、毛細血管の収縮によって、止血効果が生まれ、血管透過性の抑制により、患部の腫れが軽減されます。圧迫によって、 さらに出血、腫脹が抑制されます。挙上は患部を心臓より高くすることによって、血液が静脈から心臓へ還るのを促進し、腫脹を軽減します。




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